性病の治療法と慰謝料の請求

パートナーに性病を感染させられた場合、肉体的にはもちろん、精神的にも大きなダメージを受けることになります。ですから他に感染の原因がなければ、相手に損害賠償を求めることができます。このとき治療費や通院費のほか、精神的苦痛に対して慰謝料も請求できます。結婚している場合には、婚姻を継続しがたい重大な事由となり、離婚することも可能です。
相手が性病であることを知っていて、故意に病気をうつしたなら、傷害罪が成立する余地もあります。うつるとは思っていなかったとすれば、過失による不法行為となります。いずれの場合でも、相手から慰謝料を受け取れます。ただしパートナーの浮気相手に対して慰謝料を求めるのは、事実上は難しいと考えられます。風俗などでうつされたとすれば、相手を特定するのは困難だからです。
性病の治療法は昔に比べれば格段に進歩し、怖い病気とは言えなくなっています。しかし、それだけに甘く考える人が多く、予防を怠って感染する若者が増えています。また一度は症状が収まっても、根本的に治療できていなければ、再発しやすいという特徴があります。性病の感染が疑われるときは、パートナーと一緒に検査を受けるのが、治療法の基本になります。症状が出ていなくても病原体を保有していれば、知らないうちに互いにうつし合って、いつまでも治らないということになりかねません。
最近では薬の個人輸入が普及し、相手に知られずに性病の薬を手に入れられるようになりましたが、これはリスクを伴う治療法と言えます。完治できたかどうか、相手にうつしていないかどうかが分からないからです。できればパートナーと話し合い、再発防止を心がけることが大切です。